2008年09月11日
聖者との交流 (2)カムトゥル・リンポチェ師との対談
今度は、ダラムサラの素晴らしい聖者、チベット仏教ニンマ派の成就者であり、かつてダライ・ラマ法王庁の宗教局局長要職にあったカムトゥル・リンポチェ師との対談をご紹介しておきます。
これは、1991年春、ダラムサラでの対談とのことです。
麻原氏: 自分自身の今の状態からいくと、ダルマカーヤ(無色界)からサンボーガカーヤ(色界)、そしてニルマーナカーヤ(現象界)にゆっくりゆっくりとおちていっているというか、経験がどんどん深まっていっているような気がする。外側の世界は完全に見えない訳だけど、内側の光というのは、外側の昼間の光よりも、ものすごく絶えず強い状態が安定しているし、相手のバルドも瞬時にわかるし、その世界の光が降りてきて、その一粒一粒が、その世界をヴィジョン化していると。
カムトゥル・リンポチェ師: ニンマ派の伝統によりますと、(あなたは)非常に高い悟りを得た人と言えるでしょう。ニンマ派には、そういう高い悟りを得た人がいて、(尊師がおっしゃる)こういう粒をトゥーゲルで見ることができる人がいまして、ビンドゥが徐々に徐々に大きくなっていくのを見ることができる人がいますから、これは私の経験と非常に似ていると思います。
麻原氏: 最後に一つ質問したいんだけどね。今、私の状態というのは意識ははっきりしていて経験が止滅するという状態。止まっているというか・・・・例えば何か食べるよね、その味覚が思い出せないというか、あるいは、いろんなフィーリング・・・・例えば、痛みがあるはずなのに、痛みが全くないとか、あるいは苦しみがあるはずなのに、苦しみがないとか、要するに完全に経験が止滅している状態で、意識と光は、どんどん強くなっていっている段階なんだよね。
カムトゥル・リンポチェ師: それを聞いて大変うれしいと思います。゛イェシェー゛といわれている人が経験できる段階で、普通の人は経験できない。最高の智慧を得た段階。
尊師のご長命をお祈りします。で、尊師ご自身が他の生き物を助ける為にこの世に長く留まるという決心をなさらなくてはいけません。
カムトゥル・リンポチェ師からは、この様な親書が届けられました。
わたしは、麻原氏の献身的心、親切さ、寛大さ、無私無欲の心等、仏教を修める者としての生来の資質を深く称賛いたします。麻原氏は瞑想、およびヨーガの熟達者であり、優れた師であられます。麻原氏は公の協力が得られた場合には、真に多くの人々に受け入れられる仏教の師として、日本に真の法を再び確立することのできるお方です。
明子の一言
私は、カムトゥル・リンポチェ師って知りませんでしたが、有名な方のようです。
チベット仏教(ニンマ派)には興味があります。
Posted by 明子 at 08:04│Comments(0)
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